塾なし中受、ぶきっちょ親子が歩んだマイペース街道

3ナシ(塾・模試・家庭教師)中受で都立一貫校と準御三家校合格。コロナ下受検(験)を乗り越えた幼少期の子育て

なぜ、中受?

前回のブログで、本来は地元の公立校でと考えていた娘の中学進学。そんな我が家でも、中学受験(検)選択への迷いが生じたことに触れました。

【地元の公立中学進学で良いと思っていたワケ】

我が家にとって、地元の公立中の魅力とは。。。

  1. 地元での評判が良く、卒業後の高校進学実績も良かった
  2. 父(だいふく)の母校で親しみもあり、学校生活の様子が想像できた
  3. 徒歩通学で通学時間が短くてすむ
  4. 小学校の同級生の多くが、地元校に進学する(地元公立中へは約8~9割進学)
  5. 経済的!

【中学進学に対する、家族それぞれの考え】

 

母(私・おだんご):娘の小学校低学年から中受を意識~わりとポジティブ派

私立女子校で中学時代を過ごしたため、私立校の恵まれた環境は実感していました。進路として選択するかどうかはともかく、そういう世界があることを娘に知ってほしい気持ちも。

もし娘が受験(検)する場合には、自分の経験から、彼女の負担をある程度理解・共感して、寄り添えるだろうと思ってました(実際どこまで寄り添えたか…でしたが)。

でも、本人のやる気、経済的な負担も考えて、家族の反対を押してまで中受をさせるほどの熱意はなかったです。

小4の秋、父(だいふく)と娘(天むす)を母校の文化祭に連れていきました。明るく元気な後輩たちに会えてうれしくなり、自分が一番テンション上がってた。

 

父(だいふく):小学校中学年ぐらいから中受を意識~ややネガティブ寄り

冒頭の理由から、中受は「ちょっと特別なもの、あえて選ばなくても…」という意識でした。母(おだんご)の中高校生活を聞いても、ピンとこなかったみたい(思春期特有の女子の“めんどくささ”まで忌憚なく話しちゃったのが良くなかったか!)。

考えに変化があったのは、勤務先の同僚の子供たちの中受率が、思ったより高かったことに気付いた頃でした。優秀なメンバーたちの多くが、子供の進路を考えて中受を選択する。それだけ彼の周辺には中高一貫校に魅力を感じる親が多く、中受は一般的なのだなと印象深かったようです。

 

娘(天むす/天然娘略):小学校高学年まで自覚なし~完全フラット・受験て何?

同学年のほとんどが地元校進学予定で、通塾率も低かったため、中受の意味そのものがわかっていませんでした。母の母校の文化祭にも行ったので「学校っていくつもあって、行きたいところを選べばいいんだ~♪(試験の存在を知らず)」と思ってたと、後で聞きました。。

ひとり娘ゆえにひとりでいることに慣れている娘は、クラスの中心でワイワイしている輪のギリギリ外ぐらいのところで、ニコニコしているタイプ。彼女が好きな読書やお菓子作りの楽しみを共有できる気の合うお友達が少ないのが、悩みというほどでもないけれど、親から見てちょっと寂しいかなという小学校時代でした。

そんな中で数少ないお友達がどうやら受験(検)というものをするらしい、と高学年になって気付き。また、別の地元校に進学予定の幼なじみは、学区が違うため同じ中学への進学はかなわないということもわかり。

地元校に進学する魅力が、彼女の中で薄れていった時期でした。

【結局、なぜ、中受?】

家族それぞれのフンワリした思いから、中受を意識し始めた当初は、必ずしも積極的な動機ではありませんでした。

  • 気の合うお友達ができたらいいな(フンワリした希望)
  • 好きなことに夢中になる時間を確保できたらいいな(フンワリした願望)
  • もし合格しなくても、地元中学もおススメだしな(フンワリした保証)
  • ひとり娘だし、経済的な面では何とかなるかな(フンワリした見込み)

娘に合う学校があれば、そちらに進めたらいいな、そんな気持ちでのスタート。

時は、娘・小4晩秋。すでに通塾生のカリキュラムから半年以上遅れての始まりでした。

(次回「なぜ、ほぼ親塾?」につづく)