今日の一冊 その2~「二月の勝者21/高瀬志帆」
親の後ろ暗さにビミョーに触れてくる中受マンガ
中受を経験した子供の親なら、誰もが一家言(←“いっかげん”、きっと声に出して読みたい日本語)持ち、総評論家化する、中受マンガ「二月の勝者」、コミックスの最終巻が、2024年7月16日に刊行。
小6の1年間の軌跡を、ビッグコミックスピリッツで足掛け6年以上かけて連載、つ・い・に、完結!
長かったように感じるのは、リアタイで、我々の家庭が同じ時期を進行中だったから。その間、「まさか自分の子の本番が、先に来てしまうとは」という、いつの間にか読者が主人公の年を追い越す、人気作品タイムワープあるある、我が家も経験させていただきました。同じような保護者様の嘆きを、何周巡らせたことか!
教育虐待や、不登校、貧困家庭など、それぞれが持つ課題を織り込みながら、怒涛の2月の1週目を駆け抜け、最後までエンタメとして読ませてくれました。
娘の中受は終了しても、登場人物たちの行く末が気になってしまう受験生ハハゴコロ。描かれる12歳たちは、こちらがいたたまれなくなるほどの健気さを、時々見せてくれるのです。
思い当たることや共感もたくさんありつつ、「ウチはここまで子どもを追い詰めてないよね!?」と、暗い淵を覗き込むような、後ろめたさと背中合わせで、「終わりよければ・・」と思えないことも多々。中受期間中は、ウチでは天むす(娘)の手に届かないところに置いていました。
中受終了、その先の未来へ
第一志望校の合格を得られるのは、受験生の3割と言います。合不合の結果だけに意味があるわけじゃなく、学んだ勉強は無駄にはならないなんて、みんなわかってる。でもティーンネイジャーのスタート地点に、まったくの無傷でたどり着けた親子なんて、我が家を含めてほとんどいないんじゃないか。
伏線は駆け足ですべて回収され、ストーリー的にはスッキリしたようにも感じるのだけれど、先に続く長い物語があることを、我々オトナは知っています。その子供たちのアナザーストーリーに寄り添えるのは、もう親ではなかったりすることも含めて。
誰かと分かち合いたい読後感
ともあれ、この完結のヨロコビを誰かと共有したくて、久々に、「受験と教育の情報サイト - インターエデュ・ドットコム」覗いてきました。
玉石混交というより、石多め、ネガティブな投稿もたくさんあるエデュ掲示板。私は娘の中受の間、情報収集のひとつとして活用していました(基本、ネット上ではROM専)。今は掲示板よりSNSなんだろうけど、個人的にはいろいろな人のカキコミが一覧できる掲示板は、複数の視点やソースが一度に得やすく私好みです。
案の定、「二月の勝者・完結」の話題は、かつての勢いを失っている掲示板というツールの中であっても、それなりの賑わいを見せており。私が流し読んでいた細かいコマの中に、よもやの気付きを見出していたり、まったくもう、侮れないなと、一粒で二度おいしい気分を味わいながらの、読了でした。
今日の一冊 その1~「夜のピクニック/恩田陸」
中受と読書
幼いころからの読書習慣が、娘の中受への布石のひとつになっていたなと、受験(検)の只中、終わった後、しばしば感じることがありました。
本好きのこだわりは、必ずしも中受学習においては、歓迎されるものではないという向きもありますが。(出題者の意図を汲むことと、自身の想いが、時に相容れないこともあるという点などにおいて)
それでも国語の過去問解きながら、面白そうな物語文を見つけると、図書館HPに即飛び、出典本を予約したり。受験期のスキマだからこその背徳感、親子で本を読むお楽しみを共有できることは幸せでした。
今では日々、ネットに時間泥棒される自分(おだんご母)であっても、読書のヨロコビ、忘れてしまいたくないなと。読むことも、書くことも、わずかでも日々継続していきたいと思います。
そんな気持ちからの、読んだ本紹介。
自宅からほど近いターミナル駅そばに、大きな図書館があり、買物やら諸々用事を足すついでに、親子で足を延ばすこともしばしばでした。
貸し出し冊数限界まで詰めたエコバッグをパンパンに、ホクホク顔の幼かった娘(天むす)も、今や微妙なお年頃。
母(おだんご)が借りてきた本をリビング本棚に差しておけば、気になれば読んでくれるぐらいの反応で、なかなか図書館にはもはや同行してはくれませんが。
そんな娘も、最近ひと晩で一気読みしていたのが、母がリビング本棚に仕込んでおいた夜のピクニック(新潮文庫)、でしたね。
初出は20年以上前ですが、エバーグリーンな青春のモヤモヤ・ワチャワチャが、今もティーンネイジャーのハートを鷲掴むんだと、母は震えるわけです。もちろんアラフィ(=おだんご)も鷲掴まれます。
しかし、日々現実に揉まれるアラフィは、キラッキラの少女漫画を見ても、「またこんな狭い世界(学内)で、みんな相手見つけて」だの、「こんな狭い世界で、そろいもそろって美男美女ってどういうワケ!?」だの、ひとことも、ふたことも、モノ申したくなる。
そして実際に物申して、娘に嫌われる。
けれど、それも恩田陸の手による小説ともなれば、「ああ、みんないい子」「みんな幸せになっちゃえばいいのに!」って、もはや親目線ですな。しょうがない。だって、ウマいんだもの、恩田陸。
三人称で書かれているのに、それぞれの心の動きが無理なく読み手に伝わってくるんですよ。昔、先生に言われました。「登場人物の気持ちを描くのに、そのまま(うれしかった)(悲しかった)ではダメ。情景や様子に託して」
なんつーか表現力! なんつーか職人? いや、失礼ですね。この「夜ピク」で本屋大賞を受賞、そして「蜜蜂と遠雷(上) (幻冬舎文庫)」で直木賞受賞。この「蜜蜂と~」もまた、母娘の心をトキメかせた1冊なんで、いつかまたのご紹介を!
07.娘の中受学習スケジュール~小6・国語編
前回のブログ(06.娘の中受学習スケジュール~小5・国語編)で、娘(天むす/天然むすめ略)の小5時の国語学習について、ご説明しました。
今回は続編、国語・小6の追い込み時期の学習です。
【小6の学習】淡々粛々、~国語編~
(年明け)2時間/毎日
目標:本番の解き方に慣れる/漢字は8割以上の正答率を目指す
(市販参考書)
小5の時に始めていた「今解き教室 ― 朝日新聞で学ぶ総合教材」、ちびまる子ちゃんの満点ゲットシリーズ(集英社の児童図書 エスキッズランド)は、引き続き継続利用。
そして、いよいよ漢字のテキストも購入です。
小5まではあえて、学年で学ぶ以上の漢字を、先取り学習することはしませんでした。学校で新しい漢字を学ぶ時は、ドリルも使って丁寧に反復しますよね。それ以前に学んでしまうことで、二度手間になること、学校の学習時に飽きて雑になることを避けたいと思いました。
本人がゲーム感覚で早く覚えたければ、学ばせていたとは思うのですが、そういう積極性は漢字では見られなかったので。(漢検も小2の時に、親子全員で受けたきり)
それでも小6の5月からは、↓の参考書を徹底的に活用しました。
このシリーズは3までありますが、娘が使った漢字関連のテキストは、このstep1のみ。
(この1冊に絞った理由)
- 理由1)この1冊で、8割ぐらいは取れると感じられたこと(母判断)
- 理由2)本番の試験で漢字問題の完答を必須とすると、苦しくなると思ったこと(漢字を落とすと受からないぞ!とは、言いたくなかった)
限られた学習時間の中で、8割を10割に持っていくことって大変なこと。このテキストに出ないような、マイナー(我が家的に)な漢字が合否に影響する学校とは、入学しても親の考え方が合わないのだ!と、割り切ることにしました。
点が取れなくても本人のせいではなく、あくまで「親の考え方」と引き受ける覚悟でもありました。
(テキストはこう利用しました)
- 1週目:15問/1日(1ページ分)を解く。間違えた漢字は2,3回書く。1日30分程度。1週目を終えるのに3か月かかりました
- 2週目:1週目で間違えた問題のみピックアップして、15-20問/1日解く。間違えたところは2,3回書くのは、1週目と同じです。
- 3週目以降:2週目で間違えた問題のみピックアップして、15-20問/1日解く。以後、同じ。
最後の方では、だんだん間違えた問題は減っていき、テキスト内から探すのも大変なので、親がその日に解く問題に付せんを貼って、本人の作業時間短縮に努めました。
5週目で間違えをほぼつぶし切り、その時点で1月に入っていました。
(過去問は最強のテキスト)
小5の年明けからチャレンジし始めた過去問。
定番中の定番、声の教育社:首都圏の中学受験(通称・赤本シリーズ)を主に利用していました。
娘の中受学習スケジュール~小4・迷走期編でも書きましたが、小5までは最新版に限らず、気になる学校の中古の赤本を、アマゾンなどで入手していました。
ただ、赤本に掲載されている解答・解説は、必ずしも学校が提供しているものとは限らず、受験業界の関係者が作成している場合もあります。
一番重視していたのは、各学校のホームページに掲載されている過去問、解答、解説や講評です。採点が学校基準であり、もっとも明確に、学校が解答に何を求めているかが伝わるものだからです。
ホームページ内では解答だけ公表している学校については、小6で赤本の最新版が出た段階で、解説を補完するために、改めて購入することもありました。
(過去問を解く際の特記事項)
- 解答用紙のサイズ:解答欄のサイズは、本番と同サイズに
国語は自由記述の解答欄も多いため、過去問を解く際にも、本番と同じサイズの解答欄を準備する必要があります。我が家はもともと自宅にあったA4サイズまでのコピー機を駆使し、貼り合わせて対応しました。
一時期、コンビニのコピー機を使って、実寸サイズ(A3,B4)の解答用紙を用意したこともありました。ですが、コピーには時間がかかり、他のお客様のいないタイミングを見計らうのも難しかった。自宅に業務用のコピー機を備えることも検討はしましたが、結局は家庭用コピー機で不都合が無かったため、そのまま最後まで通しました。 - 同じ問題を複数回解くか否か:我が家では基本1回
我が家では、年内は週に1度程度の過去問消化、回数的にはせいぜい40-50回です。複数回受験できる学校が多い現在ですので、1校に付き1年度に2-3回の本試験があるとして、5年間振り返ると10-15回分。5校志望校があれば、50回以上。同じ問題を複数回解く余裕は、正直ありませんでした。また、初見の問題を解く緊張感を大切にしたい気持ちもありました。 - 都立中高一貫校の適性検査Ⅰの過去問:4年分を各1回のみ(年明け1月)
400字程度の作文が肝とはいえ、ホームページ掲載の学校の解答例は省略されているため、自宅での過去問採点は難しかったです。これも母娘で解き、解答用紙を交換して、それぞれの着眼点について語り合う、みたいな、およそらしからぬ勉強法となってしまいました。
ただ、小学校の個人面談では先生から文章を書く力を褒められたり、地域文集の候補に挙げていただくことも多かった天むす(娘)。読書好きに加え、文を書くことも苦ではなかったことが、適性検査Ⅰでは大きな力になったと思います。
実際、適性検査を終えた後、彼女を迎えに行ったら、延々と適性検査Ⅰで書いた作文についてテンション高く語る語る(その後に受けたはずの適性検査Ⅱについてはスルー)。
それほどに集中して向かい合える問題と受検日に出会えたことは、とても幸せだったなと感じました。のちに、得点の開示請求をさせていただいたところ、適性検査Ⅰに関しては8割得点できていたと知り。彼女の文章力・伝える力の成長ぶりを、親として本当にうれしく感じた経験でした。
(次回「中受を終えて」につづく)
06.娘の中受学習スケジュール~小5・国語編
※前回より長期間空いての更新となり、申し訳ありませんでした。お付き合い下さる方に、心から感謝申し上げます。
前回のブログ(05.娘の中受学習スケジュール~小4・迷走期編) では、娘(天むす/天然むすめ略)の中受学習がスタートした小4時期の取り組みについてご説明しました。
教材選びに迷走した小4期を経て、小5以降は、いよいよガッツリ問題に取り組む時期の到来です。
今回は私(おだんご母)が学習担当だった「国語」について、小5、小6の2回に分けてご紹介します。
【小5の学習】得意科目は省エネで~国語編~
目標:説明文に慣れる/語句の取りこぼしを防ぐ
未就学児から図書館通いが習慣だった娘(天むす)は、文章を読むことが苦にならないタイプだったと思います。
読書量は低学年時代より減ってはいたものの、中受学習を開始していた5年生の1年間でも、100冊以上(マンガ含む)。読書習慣は、物語文の心情理解の基礎体力作りに繋がっていたように感じます。
そんな娘の5年生の目標は、物語文よりも説明文に慣れることと、語句を取りこぼさないこと。
天むすの場合は、国語はいかに省エネできるかが勝負で、他教科に時間とエネルギーを振り分けることを目指しました。
(Z会/中学受験コース)
当時、他に適切なテキストを見つけられていなかったため、Z会のオンライン学習は保険的に継続契約していました。
ですが、やっていたことは紙のテキストで語句の漏れがないかを確認する程度。それも、↓の市販本を購入したことで、辞める踏ん切りが付きました。
(市販参考書)
語句系の参考書を他にも数冊購入しましたが、一番手に取っていたのはこちらのシリーズ。このまる子ちゃんがね~、アマゾンで中古を買って、3冊で325円ですよ! 驚愕。。
同じ本を持つ受験(検)友と、学校の休み時間に問題を出し合って、盛り上がったりしたようです。「四字熟語出し合おう!」「是々非々!」とか。。。
母(おだんご)が新聞好きなこともあり、小学生になった天むす用にも、「朝日小学生新聞」を小1から購読していました。未就学児時代を共に過ごした「しまじろう(公式 こどもちゃれんじ|しまじろう|ベネッセコーポレーション)」には、別れを告げて。。。
その朝日新聞から出ている、「今解き教室 ― 朝日新聞で学ぶ総合教材」を、小5の3月号から1年間定期購読しました。
都立一貫校の受検を視野に入れていたので、時事問題が写真や図説で、コンパクトに読みやすく解説されていたのが良かった。読解問題のボリュームも少なく、週に1回、見開き2Pを解く程度でしたが、気軽に取り組めたようで、娘に合っていたと思います。
(過去問にチャレンジ!)
小5の年明けぐらいから、国語だけ過去問にチャレンジしていきました。娘も文化祭や学校見学に参加していたので、具体的に「この問題が解ければ、あの学校に!」という励みになるかと。
ポイント①母娘一緒に解く
過去問の取り組み方ですが、我が家では、娘と母がダイニングテーブルに一緒に着き、スタート!の掛け声で同時に解きました。そして、答え合わせは解答用紙を交換。互いに採点者になったつもりで、点を付けていきました。
ポイント⓶問題用紙も見せ合う
問題用紙の書き込みを見せ合うことで、娘が問題を解く道筋が、私にはわかりましたし、そのうえで「母は長文のどこに書き込みをし、何を意識しながら読んでいるのか」を伝えていくこともしました。
私(母)の解き方が、必ずしも娘にとってベストでないこともある。一方的に母が娘に教えるだけではなく、それぞれを尊重したやり取りができたことは、大げさかもですが、彼女の“個”を今まで以上に認める機会になったと、今振り返って感じています。
ポイント③解説を丹念にチェック
そして記述式を採点するには、細かく解説をチェックし、得点根拠を明確にしなければ、点は付けられません。「問題作成者は、記述のどこをチェックするのか」など、他者の視点(学校の先生が望むこと)への気付きがあったように思います。
結果、進学先としても検討したいと思える中堅校の試験問題で、合格者平均を超える点を、この時点で(実際の試験日の約1年前)安定して取ることができていました。
オモシロい過去問こそ、最良のテキスト
本好きな娘にとって、面白いと思える文と出会える過去問を読むことそのものが、その学校への関心を高めたり、モチベーションアップにつながっているなと感じることも。
実際、興味半分、この時点で御三家クラスの国語の過去問を解くこともありました。時間は足りない、点も取れないで散々(娘も母も)ではあっても、
「このエッセイ面白すぎ! チョイスのセンスさすが!」
「問題の出し方、深い!」
「めっちゃ、書かせる問題ばっかり。しびれるー!!」
なんて、親子で勝手に盛り上がって、「やっぱり御三家、憧れる~」とワイワイしたのも小5の終わりから小6の最初の頃でした。
各学校の校風も伺える過去問があれば、あえて市販参考書や塾のテキストの問題を解かなくてもいいかなと、小6の国語の学習スタンスが定まりました。
(次回「娘の中受学習スケジュール~小6・国語編」につづく)
05.娘の中受学習スケジュール~小4・迷走期編
前回のブログ(04.なぜ、ほぼ親塾?)で、娘(天むす/天然むすめ略)の中受学習が、親塾となったワケを書きました。
実際に我が家ではどんなペースで学習を進めていったのか。学年別にざっくりとご説明していきます。
今回は小4までのヒストリー。まだ通塾の可能性も探りながらの、手探りな日々です。
【~小4までの学習】~ズバリ、迷走期~
小4秋以前:栄光ゼミナール
季節講習【小3/3月春期,小4/8月夏期(各4日間)受講】
本格的に受験(検)を意識する前に、楽しい学びの経験をしてほしい。
定期的な通塾経験はありませんが、娘が小2~3の時に、同塾で単発で行われていた「理科実験教室」には参加していました。
メダカの卵を観察したり、チリメンモンスター探したり。実験後の小テストは必須でしたが、実験そのものは娘(天むす)はお気に入りで、ずいぶん通わせてもらいました。(その後いろいろな実験教室に参加するキッカケにも)
この実験教室、当時は無料。有料でも参加させたいと思えるほど、ワクワクでした。特に頂いたメダカの卵は、自宅でかえしては育て、かえしては育て。。。産卵続きの数年間。8年ぐらい育て続けました。名前も付けてお世話した日々(親が)、懐かしい。。。
※もちろん、参加時は通塾のお誘いもありますので、各自のご判断の上、お申し込みください。
娘にとって「塾って楽しいことができる場所!」という刷り込みがなされたところで、小3を終えた春休みと、小4の夏休み、栄光ゼミナールの季節講習を、計2回受講しました(算数のみ)。
(当時の受講理由)
- 理由1)長期休み中の居場所確保(各4日程度)
- 理由2)中受の可能性を視野に入れ、通塾先候補として検討
- 理由3)娘(天むす)がひとりで歩いて通える範囲だったこと。
ですが、実験がついていない季節講習は、テストもある純粋な座学。
学校では習っていない範囲でわからない問題も多く、学校のテストでは見たことないような点数に、娘の場合は意気消沈。
「学ぶことは面白いこと」。そう思ってほしい父母から見て、天むすが中受をするとしても、通塾開始は今ではないな、と判断しました。
いずれ通塾を選択せざるを得ない時期が来るかもしれないけれど、それまで家庭でフォローしていく仕組みを、なんとかせねば!
Z会/中学受験コース
(通信教育)4教科:小4 11月~3月
通塾はその時点ではナシ、という選択をしたとはいえ、メインで教える父(だいふく)に中受の家庭教師や、塾講の経験はゼロ。
学習のペースメーカーが欲しくて、通信教育の「Z会/中学受験コース」を導入することにしました。サンプルの授業の動画も面白そうに感じたし、続けられる工夫もこらされていて。
娘(天むす)の学習用にとipadも購入。10万円以上しましたが、親も普段使いできるので、それまで使用していたipadから買い換え。
残念ながら、半年持たず(国語以外)

結果的に、この時点では、娘に動画学習は向いていませんでした。画面を見てはいても、ボーッとして講義を聞き逃してしまいがちで。
そりゃそうだ。オトナの私だって、youtubeのダラダラ視聴はできるけど、集中して受身の講義をオンラインで受けることは苦痛です。
だから、繰り返しや倍速視聴を試すことまでは、あえてしませんでした。集中力も削がれ、時間もかかってしまうかなと。
さらにipadのosをアップデートさせた後、学習アプリの動作が遅くなったことも、とにかくストレスに(我が家のネット環境のせい?)。
「あー、これ、我が家には無理だ」と、国語以外の3教科は小4いっぱいで解約しました。
国語のみ残したのも消極的理由で、中受用に他に適当な教材を見つけていなかったので、当面これで良いかと母(おだんご)判断。文章題よりも、漢字や語句の取りこぼしが無いようにというのがその理由。
四谷大塚/予習シリーズ
(計算(5年上),算数(4年下,5年上))算数:小4 1月~
Z会の通信教育が、我が家での限界を感じ始めた小4/1月ごろ。
とにかく算数はフォローアップしておかねば! との危機感から、四谷大塚の予習シリーズ(通称・予シリ)の「計算(5年上)」、「算数(4年下,5年上)」を購入。理社はその時点では手を付けていません。
こちらは、通塾やオンライン学習を利用するのではなく、自宅学習用のテキストとしての利用です。
娘(天むす)が解く ⇒
父&娘(だいふく&天むす)で答え合わせと解説
この解説を聞く娘の態度が、ね。。。わかりやすく説明しようと熱くなる父(だいふく)の真横で、大あくびの娘(天むす)。親子あるある、ですよね。
たぶんその頃の娘は、間違っていた問題の解き直しの意味もわかっていなかったんだと思います。
でも30センチの至近距離での容赦ない大あくびに、父(だいふく)はショック&しょんぼり。
今後何回も繰り返される光景ではありましたが、「勉強って本来面白いもの」という父(だいふく)の思いが少しでも娘(天むす)に伝えられるよう、彼の試行錯誤の数年間がスタートします。
でもその甲斐あって「パパにマンツーマンで教えてもらってたあの時期の勉強が、一番楽しかったな」と今でも言ってくれたりするので。父(だいふく)への信頼は今でも厚いかな。あの努力は報われたね、パパ!
おまけ/親だけでやっていたこと
参考書の購入等
早めに中受の可能性を視野に入れていた母(私・おだんご)は、小3/12月に、四谷大塚の予習シリーズ(通称・予シリ)の「4教科分のテキスト(4年上)」を一揃い購入。父(だいふく)とともに夫婦で内容を確認していました。
誰でも、テキストのみでも、ホームページから購入できるというのが、我が家にとっては本当にありがたいシステムで。年間の学習予定表もあるので、学習範囲が明確になりました。
それらを確認したうえで、娘に必要な学習箇所の判断をし。(単純計算問題、難易度が合致しないもの、反復学習の取捨選択など)
やることのボリュームを減らせば、小3/3月からの受講でなくとも良さそうと感じ、学習開始を遅らせる判断をしました。
その他市販参考書の購入:小4秋~購入
- 算数に関する参考書を10冊程度
- 国立私立 有名中学入試問題集 女子校・共学校編 2024年度用
- 学校別過去問題集(声の教育社/通称・赤本シリーズ)
過去問集は最新版にはこだわりません。この時点での目的は「親が各学校の問題の傾向を知るため」なので。だからメルカリとかの中古でも全然良かったのです。
「学校別過去問集」については、通学1時間程度の学校に照準を絞って入手し始めました。
(次回は「娘の学習スケジュール~小5編」につづく)
04.なぜ、ほぼ親塾?
前回のブログで、娘(天むす/天然むすめ略)が中受を目指すことになった経緯を書きました。
本格的に学習をスタートさせたのは、娘(天むす)・小4の11月。中学受験生の一般的なカリキュラムは、通常3年生の3月から始まります。
我が家では既に8ヵ月が経過していたため、入塾するなら早い決断が必要でした。
【塾なしスタート!? になったワケ】
親塾になったのは結果論。最初から塾なしでいこうと決めていたわけではありませんでした。
- 通塾が我が家の生活スタイルに合わなかった(※1)
- 小学生の勉強、親が見れる?(※2)
- 勉強法・情報の主導権は、自分たちに(※3)
- 経済面のメリット
※1.我が家の生活スタイルって?
- 今、夢中になっていることも続けたい
娘(天むす)は音楽教室の専門コースに通っていました。彼女にとって同じ目標を持つ仲間と会える時間は貴重。日々の練習に加え、週末のレッスンや発表会は優先事項でした。
お菓子作りや読書も、マイペースな彼女には必要な癒しの時間です。
通塾を開始して、大好きなことに費やせる時間が減るのは、できれば避けたい。一度辞めてしまったら同じ情熱を持って再び始めるのは難しいもの。本人が望む間は、できる限り続けさせたいという希望がありました。今振り返っても、理想論ですけど。。
- 夕食は家族そろって食べる(19時台)/就寝は21時半までに布団に入る
生活習慣を守ることに強いこだわりがあったのは父(だいふく)でした。
家族4人(父母娘、同居の祖母)の夕食の時間は譲れない。さらに就寝時間にまで影響が出るくらいなら、中受は選択しないとまで!
※2.小学生の勉強ぐらい、親が見れる!?
通塾し学年が進んでいけば、「家族そろっての夕飯」「就寝21時半」は不可能です。父(だいふく)のこの「通塾は無し」という主張が、母(私/おだんご)の意見と衝突!!
母(おだんご)自身の中学受験時は塾利用だったため、それ以外の方法でどう合格まで導けるのか、まったく見えなかったからです。
舵取りはプロに任せたい派(おだんご)vs 納得できない道は進まないよ派(だいふく)
(母/おだんご)
「塾に行かないのだったら、勉強の進め方、アナタに任せたい!」
(父/だいふく)
「小学生の勉強だし、大変と言っても自分は在宅勤務、何とかなるだろう」
ということで、親の役割分担は、以下のようになりました。
父(だいふく):算数、理科、社会の3教科担当
母(おだんご):国語、受験情報収集担当
…しかし、この決断が父自身の首をきつーく絞めることになり。「もし次があるなら、娘に合う家庭教師を探すことに注力する」と漏らしていたことは忘れられません。お疲れさまでした。
※3.中受情報に関する管理の重要性
母(私・おだんご)が中受経験者といっても、30年以上も昔のこと。最近の中受事情を知るためにも、当初は塾にお世話になる予定で、通える範囲の塾を検討していました。
娘(天むす)の学校の長期休み時には、数日間の季節講習に実際に参加させて様子を見たり。
ですが、低学年から囲い込まれる感じがあったことや、当時塾の方とお話した内容で得られる情報には、真新しいものは感じられず。それまで読んでいた教育系の雑誌・ネットでカバーできると思いました。
限られた時間しかない我が家。目指す学校も難関校というよりは、娘(天むす)に合った学校。
そんな我が家にとって、一律に得られる塾からの情報・テキスト・塾での学習時間は過分に感じました。娘(天むす)に本当に必要な学習・情報だけでいいのにと。
父(だいふく)の「通塾は無し」という主張を受け入れがたく思っていた私(母・おだんご)でしたが、ここにきて、中受=通塾必須とは必ずしも限らないと感じるように。
- 子どもががんばるんだから、親がまずがんばってみよう!
- 彼女のことを一番よく知っている親だからこそ、取捨選択できるハズ!!
- 我々が腹をくくって、カスタムメイドの親塾でいこう!!!
いろいろと葛藤と迷いがある中、手探りで始まった我が家の中学受験(検)。実際どんなペースで学習を進めていったのか振り返ります。
(次回は「娘(天むす)の学習スケジュール」につづく)
03.なぜ、中受?
前回のブログで、本来は地元の公立校でと考えていた娘の中学進学。そんな我が家でも、中学受験(検)選択への迷いが生じたことに触れました。
【地元の公立中学進学で良いと思っていたワケ】
我が家にとって、地元の公立中の魅力とは。。。
- 地元での評判が良く、卒業後の高校進学実績も良かった
- 父(だいふく)の母校で親しみもあり、学校生活の様子が想像できた
- 徒歩通学で通学時間が短くてすむ
- 小学校の同級生の多くが、地元校に進学する(地元公立中へは約8~9割進学)
- 経済的!
【中学進学に対する、家族それぞれの考え】
母(私・おだんご):娘の小学校低学年から中受を意識~わりとポジティブ派
私立女子校で中学時代を過ごしたため、私立校の恵まれた環境は実感していました。進路として選択するかどうかはともかく、そういう世界があることを娘に知ってほしい気持ちも。
もし娘が受験(検)する場合には、自分の経験から、彼女の負担をある程度理解・共感して、寄り添えるだろうと思ってました(実際どこまで寄り添えたか…でしたが)。
でも、本人のやる気、経済的な負担も考えて、家族の反対を押してまで中受をさせるほどの熱意はなかったです。
小4の秋、父(だいふく)と娘(天むす)を母校の文化祭に連れていきました。明るく元気な後輩たちに会えてうれしくなり、自分が一番テンション上がってた。

父(だいふく):小学校中学年ぐらいから中受を意識~ややネガティブ寄り
冒頭の理由から、中受は「ちょっと特別なもの、あえて選ばなくても…」という意識でした。母(おだんご)の中高校生活を聞いても、ピンとこなかったみたい(思春期特有の女子の“めんどくささ”まで忌憚なく話しちゃったのが良くなかったか!)。
考えに変化があったのは、勤務先の同僚の子供たちの中受率が、思ったより高かったことに気付いた頃でした。優秀なメンバーたちの子弟の多くが、中受を選択しているらしい。どんな魅力が中高一貫校にあるのだろう、考えていた以上に中受は一般的なのだなと印象深かったようです。

娘(天むす/天然娘略):小学校高学年まで自覚なし~完全フラット・受験て何?
同学年のほとんどが地元校進学予定で、通塾率も低かったため、中受の意味そのものがわかっていませんでした。母の母校の文化祭にも行ったので「学校っていくつもあって、行きたいところを選べばいいんだ~♪(試験の存在を知らず)」と思ってたと、後で聞きました。。
ひとり娘ゆえにひとりでいることに慣れている娘は、クラスの中心でワイワイしている輪のギリギリ外ぐらいのところで、ニコニコしているタイプ。彼女が好きな読書やお菓子作りの楽しみを共有できる気の合うお友達が少ないのが、悩みというほどでもないけれど、親から見てちょっと寂しいかなという小学校時代でした。
そんな中で数少ないお友達がどうやら受験(検)というものをするらしい、と高学年になって気付き。また、別の公立地元校に進学予定の幼なじみは、学区が違うため同じ中学への進学はかなわないということもわかり。
地元校に進学する魅力が、彼女の中で薄れていった時期でした。
【結局、なぜ、中受?】
家族それぞれのフンワリした思いから、中受を意識し始めた当初は、必ずしも積極的な動機ではありませんでした。
- 気の合うお友達ができたらいいな(フンワリした希望)
- 好きなことに夢中になる時間を確保できたらいいな(フンワリした願望)
- もし合格しなくても、地元中学もおススメだしな(フンワリした保証)
- ひとり娘だし、経済的な面では何とかなるかな(フンワリした見込み)
娘に合う学校があれば、そちらに進めたらいいな、そんな気持ちでのスタート。
時は、娘・小4晩秋。すでに通塾生のカリキュラムから半年以上遅れての始まりでした。
(次回「なぜ、ほぼ親塾?」につづく)









