前回のブログで、娘(天むす/天然むすめ略)が中受を目指すことになった経緯を書きました。
本格的に学習をスタートさせたのは、娘(天むす)・小4の11月。中学受験生の一般的なカリキュラムは、通常3年生の3月から始まります。
我が家では既に8ヵ月が経過していたため、入塾するなら早い決断が必要でした。
【塾なしスタート!? になったワケ】
親塾になったのは結果論。最初から塾なしでいこうと決めていたわけではありませんでした。
- 通塾が我が家の生活スタイルに合わなかった(※1)
- 小学生の勉強、親が見れる?(※2)
- 勉強法・情報の主導権は、自分たちに(※3)
- 経済面のメリット
※1.我が家の生活スタイルって?
- 今、夢中になっていることも続けたい
娘(天むす)は音楽教室の専門コースに通っていました。彼女にとって同じ目標を持つ仲間と会える時間は貴重。日々の練習に加え、週末のレッスンや発表会は優先事項でした。
お菓子作りや読書も、マイペースな彼女には必要な癒しの時間です。
通塾を開始して、大好きなことに費やせる時間が減るのは、できれば避けたい。一度辞めてしまったら同じ情熱を持って再び始めるのは難しいもの。本人が望む間は、できる限り続けさせたいという希望がありました。今振り返っても、理想論ですけど。。
- 夕食は家族そろって食べる(19時台)/就寝は21時半までに布団に入る
生活習慣を守ることに強いこだわりがあったのは父(だいふく)でした。
家族4人(父母娘、同居の祖母)の夕食の時間は譲れない。さらに就寝時間にまで影響が出るくらいなら、中受は選択しないとまで!
※2.小学生の勉強ぐらい、親が見れる!?
通塾し学年が進んでいけば、「家族そろっての夕飯」「就寝21時半」は不可能です。父(だいふく)のこの「通塾は無し」という主張が、母(私/おだんご)の意見と衝突!!
母(おだんご)自身の中学受験時は塾利用だったため、それ以外の方法でどう合格まで導けるのか、まったく見えなかったからです。
舵取りはプロに任せたい派(おだんご)vs 納得できない道は進まないよ派(だいふく)
(母/おだんご)
「塾に行かないのだったら、勉強の進め方、アナタに任せたい!」
(父/だいふく)
「小学生の勉強だし、大変と言っても自分は在宅勤務、何とかなるだろう」
ということで、親の役割分担は、以下のようになりました。
父(だいふく):算数、理科、社会の3教科担当
母(おだんご):国語、受験情報収集担当
…しかし、この決断が父自身の首をきつーく絞めることになり。「もし次があるなら、娘に合う家庭教師を探すことに注力する」と漏らしていたことは忘れられません。お疲れさまでした。
※3.中受情報に関する管理の重要性
母(私・おだんご)が中受経験者といっても、30年以上も昔のこと。最近の中受事情を知るためにも、当初は塾にお世話になる予定で、通える範囲の塾を検討していました。
娘(天むす)の学校の長期休み時には、数日間の季節講習に実際に参加させて様子を見たり。
ですが、低学年から囲い込まれる感じがあったことや、当時塾の方とお話した内容で得られる情報には、真新しいものは感じられず。それまで読んでいた教育系の雑誌・ネットでカバーできると思いました。
限られた時間しかない我が家。目指す学校も難関校というよりは、娘(天むす)に合った学校。
そんな我が家にとって、一律に得られる塾からの情報・テキスト・塾での学習時間は過分に感じました。娘(天むす)に本当に必要な学習・情報だけでいいのにと。
父(だいふく)の「通塾は無し」という主張を受け入れがたく思っていた私(母・おだんご)でしたが、ここにきて、中受=通塾必須とは必ずしも限らないと感じるように。
- 子どもががんばるんだから、親がまずがんばってみよう!
- 彼女のことを一番よく知っている親だからこそ、取捨選択できるハズ!!
- 我々が腹をくくって、カスタムメイドの親塾でいこう!!!
いろいろと葛藤と迷いがある中、手探りで始まった我が家の中学受験(検)。実際どんなペースで学習を進めていったのか振り返ります。
(次回は「娘(天むす)の学習スケジュール」につづく)